AGV・AMRを導入した現場で、次に問題になるのはバッテリーである。

手動交換は重労働であり、感電やスパークのリスクがある。交換作業中はAGVが停止し、ロスタイムが発生する。接触式の自動充電は端子の摩耗と位置合わせの精度が課題になる。台数が増えるほど、バッテリー管理が現場のボトルネックになる。

停止するだけで充電が始まる

RCSシリーズは、電磁結合方式によるワイヤレス充電システムである。AGV・AMRの停止位置に給電ヘッドを設置し、車両側に受電ヘッドを搭載する。ヘッドが対向すると自動認識し、充電が即座に開始される。ケーブルの抜き差しも、端子の位置合わせも不要。

出力は120Wから2kWまで。小型の搬送ロボットから大型AGVまで対応する。伝送距離は最大40mm、軸ズレは±20mmまで許容するため、停止位置の精度に神経質になる必要がない。

「止めない運用」が可能になる

バッテリー交換のためにAGVを止める必要がなくなる。荷降ろし地点や待機位置に充電ヘッドを設置すれば、作業の合間に自動で継ぎ足し充電が行われる。予備バッテリーの在庫も、交換作業員の配置も不要になる。

バッテリー寿命も延びる。満充電と完全放電を繰り返す運用から、常時80%前後を維持する運用に変わるためである。

機種選定のポイント

AGV・AMRの充電問題は、台数が増えるほど深刻になる。1〜2台なら手動交換でも回るが、5台を超えると交換作業だけで人手が奪われる。導入を検討する基準は「バッテリー交換のために人が動いている時間」がどれだけあるかである。

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