システムインテグレーション (しすてむいんてぐれーしょん)

解説:
個別のシステムや機器を連携させ、全体として最適なシステムを構築すること。
ロボットシステム導入においては、ロボット本体だけでなく、周辺機器（ハンド、センサー、ビジョンシステムなど）、制御システム（PLC、産業用PCなど）、ネットワーク（工場内LAN、クラウド）などを一体的に組み合わせ、動作・データ連携がスムーズに行われるよう統合する必要があります。
適切なシステムインテグレーションにより、工程の効率化やデータ活用が進み、ロボット導入の効果を最大化できます。

例:
・協働ロボットとビジョンシステムを連携させて、部品の認識・検査を自動化する: カメラで部品を撮影し、AIや画像処理を用いて位置・外観を判定し、ロボットに作業指示を送る。
・協働ロボットとPLCを連携させて、生産ライン全体の制御を行う: コンベアや自動ドアなどの設備とも連携し、ロボットがラインの一部として稼働する。
・ロボットシステムを工場のネットワークに接続し、データの収集・分析を行う: 稼働情報やセンサーデータをクラウドへ送信し、稼働率のモニタリングや予防保全を実施する。