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可搬重量 (かはんじゅうりょう)

解説:
ロボットアームが持ち上げ・運搬できる最大の重量のこと。
単位はキログラム(kg)で表されます。
ロボットの機種やサイズによって可搬重量はさまざまで、設計上の安全マージンも考慮されるため、実際の使用では「取り扱うワークの重量+エンドエフェクタ(ハンド、グリッパーなど)の重量」が可搬重量を超えないよう十分に注意する必要があります。
可搬重量を超える作業を継続して行うと、モーターやギアなどに負担がかかり、故障や精度低下につながる恐れがあります。
用途に応じて必要な可搬重量を見極めたうえでロボットを選定し、作業の安定性と安全性を確保することが重要です。

例:
・小型部品の組み立て作業には、可搬重量3kg程度の協働ロボットで十分: 小さく軽量なワークに特化したモデルを選べば、設置スペースや導入コストも抑えられる。
・重いワークを扱うパレタイジング作業には、可搬重量20kg以上の協働ロボットが必要: 高出力モーターや強度の高いアーム構造を備えたモデルで対応。

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