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イニシャルコスト (いにしゃるこすと)

解説:
何かを始めるとき、導入するとき、契約するときに最初に発生する費用のこと。
ロボットシステムの導入では、ロボット本体や周辺機器(ハンド、センサー、カメラなど)の購入費用、システム構築費用、導入・トレーニング費用、ソフトウェアライセンスなどがイニシャルコストに含まれます。
協働ロボットのように導入が比較的手軽な機種でも、周辺設備の整備や、オペレーターの教育費などを総合的に見積もる必要があります。
イニシャルコストを抑える方法としては、リースやレンタル契約、ステップ導入(段階的にロボット台数を増やす)などの手法が考えられます。
導入後のランニングコスト(保守点検費、消耗品費など)と合わせて総合的に検討し、投資回収期間(Payback Period)やROI(Return On Investment)を見極めることが大切です。

例:
・協働ロボット本体の価格: 軽量・安全設計で手頃な機種も増えているが、周辺機器次第で大きく変動。
・ハンド、センサー、カメラなどの周辺機器の費用: ワークに合わせて最適な装置を選ぶ必要がある。
・ロボットシステムインテグレータに支払うシステム構築費用: ロボットプログラムの開発、ライン設計などを委託するケース。
・導入・トレーニング費用: 操作方法や安全教育などの学習コストも含む。
・ソフトウェアライセンス費用: ビジョンシステムやシミュレーションツールの導入ライセンスなど。

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