top of page

サイクルタイム (さいくるたいむ)

解説:
ロボットが1つの作業を完了するまでにかかる時間を指し、ロボットの動作速度、ワークの搬送距離、作業内容などの要素によって決まります。
サイクルタイムを短縮すれば、生産性を向上させることができるため、ロボット導入時には重要な指標となります。
たとえば、ピックアンドプレース作業のサイクルタイムを短くするには、ロボットの加速度や速度を上げる、工程をシンプル化する、搬送距離を短くするなどの対策が有効です。
逆に、過度にサイクルタイムを詰めすぎると、精度低下や衝突リスク、設備の過剰負荷などの問題が生じる場合もあるので、最適なバランスを検討する必要があります。

例:
・部品をA地点からB地点に移動し、C地点に置くという作業のサイクルタイム: ロボットの移動速度、A→B・B→Cの距離、ピックアンドプレースにかかる時間によって決まる。
・サイクルタイムを短縮するための主な対策: ロボットの動作速度を上げる、搬送距離を短くする、作業工程の簡略化、動作経路の最適化など。

bottom of page