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エンドエフェクタ (えんどえふぇくた)

解説:
ロボットアームの先端に取り付けられる作業用ツールのこと。
人間の手に例えると「様々な道具を持つ“手”」に相当し、用途に応じて取り替えることで多様な作業に対応できます。
一般的にはハンドやグリッパーを用いて物をつかむほか、溶接トーチ、スプレーガン、研磨工具など、産業分野によって特化したエンドエフェクタが存在します。
近年では3Dプリンティング技術やソフトアクチュエータの登場により、従来と異なる形状・機能のエンドエフェクタも増えています。
適切なエンドエフェクタの選定は、ロボットの能力を最大限に発揮させるうえで非常に重要で、ワーク(物)の材質や形状、作業の内容や精度要件などを総合的に考慮する必要があります。

例:
・物を掴むためのハンド: シンプルな2爪や3爪の機構、ソフトマテリアルを使ったアダプティブハンドなど。
・部品を組み立てるためのグリッパー: 特殊形状の爪や真空パッドを用い、取り付け精度を高める。
・溶接を行うための溶接トーチ: アーク溶接・レーザー溶接など、工程に合わせた仕様がある。
・塗装を行うためのスプレーガン: 均一な塗布を実現するノズルデザインやスプレーパターンを調整可能。

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