ロボット概要紹介
FAIRINO 協働ロボットの基本構造やモード(手動/自動)、各種座標系(ベース・ツール・ワークピース)について解説する動画です。
※日本語環境で視聴する場合は、YouTube の字幕機能を有効にしてご覧ください。
本動画では、FAIRINO 協働ロボットの構造とモード切替、ならびに複数の座標系(ベース/ツール/ワークピース)を用いた動作例を簡単に紹介します。
1.ロボット本体の構造
・各ジョイント部にオレンジ色のリングが配置されており、順に Base / Shoulder / Elbow / Wrist1 / Wrist2 / Wrist3 / 6-DoF の構造を把握。
・エンド部分には M12 コネクタが2つあり、8極IOインターフェースと5極485インターフェースを利用可能。
・デジタル入出力(DI/DO)やアナログ入出力(AI/AO)など、外部機器と連携しやすい仕様。
2.エンド部分の LED表示とモード切り替え
マニュアルモード(緑色):ドラッグボタンを押しながらロボットを手動で動かせる。ドラッグ中はLEDが白色に変化。
・自動モード(青色):Webアプリやボタンボックスからモードを切り替えると、プログラム実行が可能になる。
3.座標系(Coordinate System)について
3.1.ベース座標系(Base)
・原点はロボットベース中心部。X/Y/Z 各軸方向は固定。
・移動時にはロボット全体がベース座標を参照して動作する。
3.2.ツール座標系(Tool / TCP)
・エンドフランジ中央を原点とし、ロボット動作やティーチングでツールの先端位置を基準とする場合に用いる。
3.3.ワークピース座標系(Workpiece)
・デフォルトではベース座標と同じ。ツール座標が校正済みであれば、ワークピース(治具や製品)に合わせた独自座標系の設定が可能。
4.デモンストレーション
・動画中では各座標系に切り替えながら、ロボットが各軸方向に応じてどのように動くかを実際に確認。
・作業目的に応じて適切な座標系を選択することで、正確かつ効率的な動作が実現可能。